大中庸生
2010年12月20日
23:38
【プロジェクト発足】
「プロジェクト」
などと言いますと、昔は
ものすごく大層なものを指して言っていたような気がします。
例えば、
「ロケットを打ち上げる」
であるとか、
巨大な建造物を作る
とか、
何億人と言う国民を欺く一大謀略計画を実行する
とか…、
なんかそういう、
とんでもない事をしでかすことに巻き込まれることが
「プロジェクト」
であり、その
イチミのことを
「プロジェクトチーム」
と言うのだと、イメージしていたころがありました。
そのような
謎の組織、
”プロジェクトチーム”に所属することは、
中学生だった私には
あこがれの的でした。
私にとっての
人生最初のプロジェクトは、そのころに4~5人の有志を募って結成した
とある
秘密プロジェクトチームでした。
そのチームは、
世の公序良俗を維持するという、
至高のタテマエのもと、
道端や
側溝、あるいは
山中を
ヘメグリ歩き、
無造作に捨てられている
エロ本を回収して
”秘密基地”に集約し、もう、泥水に濡れて
ベチャベチャになっているそれらを
必死で乾かし、ページを
1枚1枚固唾を飲みながら
破れないように
ひっぺがし、
印刷を損ねることなくページ間の
癒着を分離し、
いかに元通りに再現して、中の
隠された情報を引き出すか…。
その情報に接触するためには、手に
蛭が吸いつこうとも、
組成の判らない
ヘドロ状物質に汚染されようが、
あくなき真実の追求の手を緩めることは許されない、
大変厳しいプロジェクトでした。
それから
35年の時を経て、
今まさしく私は、また
ひとつのプロジェクトを発足させようとしています。
中学生のころに思い描いていたような、
地下の巨大な謎の施設がその拠点ではなく、
自分の
パソコンのハードディスクの中に、その拠点を
チョイチョイと作るのです。
すなわち、
われらの秘密基地、
”プロジェクトフォルダ”です。
【プロジェクトフォルダの準備】
プロジェクトフォルダ、つまり
秘密基地は、一から建造すると
なかなか手間がかかりますが、
「サンプルプロジェクト」という便利なものがあれば、
大変手間が省けて助かります。
サンプルプロジェクト!?
そんな
お手軽っぽい言葉は、私が中学生のころには全く思いもよらなかった概念です。
おおよそ
プロジェクトなどというものは、
どこか命懸けなものであり、
それが遂行されていく過程では、
プロジェクトチームの何名かは不幸にして
命を落としたり、重軽傷を負ったりするのが常道のハズでした。
それがどうでしょう!?
まるで
地雷原につけられた先人の足跡のように、
サンプルプロジェクトなるものが
きょうびのこの世界には存在するのです。
そんな
便利なものが折角あるのに、使わない手はありません。
そう!FPGA超入門の
付録基板時代にも、大変お世話になった
”サンプルプロジェクト”が、
DE0にもちゃんと付属してくれているのです。
まず、
DE0付属のCDをハードディスクのお好きな場所にコピーしますと、
この様になっております。
”
DE0 Board”というフォルダがそうです。
さらにその下はこうなっており、
”
Demonstrations”というフォルダに、
サンプルプロジェクト(デモプロジェクト)の
フォルダ群があります。
このうち、”
DE0_Default”というフォルダが、
DE0に電源を入れたときに動作しているFPGA回路の
プロジェクトフォルダです。
今回はこれを
サンプルプロジェクトとし、「
地雷原の足跡」として使わせてもらうことにします。
ただ、
元の足跡を自分の足跡に
付け替えてしまうのは気持ちが悪いので、
これを、この様に
コピーして使わせてもらうことにします。
名前も変えておきましょう。
そしてこの様に、
自分の秘密基地化してしまいます。
でも、まだ中はこの通り、
Trasicが作ってくれた秘密基地そのものです。
非常に整然としていて、
どこに何があるかが非常にわかりやすい状態です。
昔の
私のエロ本基地とはえらい違いです。
この
「V」というフォルダを見てみますと、この様に、
色々なモジュールのソースコードが整理されて収められています。
折角、
整理整頓されたプロジェクトフォルダなので、
これを散らかさないように、行儀よく、
ダウンロードして解凍したMPIBのフォルダを
ここに
コピーして入れましょう。
さて、これで一応、
プロジェクト推進の秘密基地が形になりました。
では、
見ている人が居ないかどうか、周りをよく確かめて、
エロ本・・・・、
じゃなく、
ソースコードを弄くっていくのをはじめましょう!
では、次回をお楽しみに…
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